イベント開催

イベント開催

ラビ・エドリーとハバド・ジャパンのボランティアの人たちは、津波後数ヵ月間に渡って、たくさんのイベントを開きました。これらのイベントは、人々の間で絆を強め、気持ちを明るくすることを目的としていました。幸せや、愛情、思いやりを感じてほしかったのです。こうしたイベントによって、自分たちは独りぼっちではなく、誰かが自分たちのことを思ってくれていると、知ってほしかったのです。 

ラビ・エドリーはナショナル麻布スーパーマーケットで一番よい肉を選んで、バーベキューを開きました。ラビは、社長と長年の親交がありましたので、東北のイベントのために喜んで協力してくれました。

ラビ・エドリーは、日本酒や緑茶、味噌、醤油、みりんといった日本の食品に、「コーシャジャパン」というコーシャ認証を付与しています。ラビは、各メーカーに連絡して、東北の人たちのために製品を寄付してくれるように頼みました。獺祭と南部美人は、素晴らしい酒を気前よく寄付してくれました。もちろん、子供たちのことも忘れませんでした。暑い時にはかき氷やポップコーン、寒い時には焼き芋が配られました。 

また、気がまぎれるように、ミュージシャンやダンサー、バルーンアーティストによるパフォーマンスや、子供用の図画工作、手品や太鼓の演奏なども行われました。こうして人々を元気づけ、町では喜びの声が上がるようになりました。

家は壊されてしまいましたが、ラビ・エドリーは人々の気持ちがしっかり保たれ、喜びを感じられるように、全力で取り組んだのです。

これらのイベントは、終わった後もずっと、東北の人たちの心に残りました。まるでみな家族のような気持ちになり、厳しい出来事だったにも関わらず、ともに喜び祝う理由ができたのです。

たくさんの参加者が、このイベントで喜びと他の人たちとの連帯感を感じて、この困難な時期を乗り越える自信ができたと、ラビ・エドリーに感謝の言葉を伝えました。

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