神性を内面化する
Rabbi Bernstein Mosheの記事翻訳シリーズです。今回は、シムハット・トーラーに関してです。
仮庵の祭りの 7 日間は幕屋で祝われ、シムハの後には最後の休日であるシムハット・トーラーが始まります。この祝日は、ネ’申の存在と一体性に対する私たちの信念を表しています。大型連休の後には、喜びと幸福のピークが訪れます。シムハット・トーラーは、申命記4章35節の聖句と強く関連しています。「主がネ’申であることを知るために、あなたには示されました。;彼(訳注:ネ’申)以外には誰もいません。」
この明示の目的は、知識と信仰を心に植え付けることです。これは、ネ’申への信念とネ’申の戒律に従う決意を強化することを目的としています。
ネ’申の一体性を信じるということは、偽りの神々を否定することだけを意味するのではなく、むしろネ’申が唯一の真の現実であり、彼を除いて現実は存在しない、つまり「彼(訳注:ネ’申)以外には何も存在しない」、そして彼から離れているように見えるものは真の現実ではないということを意味します。その理由は、現実の存在は刻一刻とそれを生成するネ’申の力によるものであり、創造の力が一瞬でも止まれば創造前の無、ゼロに戻ってしまうからです。
トーラーに由来し、全人類に適用されるノアの七つの法には、偶像崇拝の禁止(複数の神を拒絶することを含む)だけでなく、彼(訳注:ネ’申)以外には何もないという積極的な肯定と内面化も含まれています。 したがって、異邦人(訳注:非ユダヤ人)は、ノアの 7 つの法を遵守する一環として、ネ’申の一体性を信じる義務があります。
この祝日に、私たちは創造の中に神性が感じられ、ネ’申の言葉が最も明白なものとなるメシアの時代の現実を感じることができます。 ノアの子らは、いかなる細かな点も追加また削除もせず、ノアの 7 つの法の履行を厳密に遵守することで、贖い出しを早めるという重要な役割を果たすことが期待されています。
【※】本和訳は誠実に和訳しましたが、日本語を読むことができ、戒律を守る生活をしている敬虔なユダヤ人から承認を受けた訳ではありません。その点はご了承ください。
【※】英語で言うところのG-dを他の神から区別するために「ネ’申」と訳しました。また、英語で言うRedemptionを「贖い出し」と訳しました。