新たな活力でトーラーを受け入れる
Rabbi Bernstein Mosheの記事翻訳シリーズ、今回は、来週おこなわれるシャヴオットのお祭りに関してです。
シャブオットは、シナイ山でトーラーが与えられたことを記念するユダヤ教特有の祝日です。トーラー授与の準備は、シナイ山で与えられた 7 つのノアの法にも関連しています。シナイ山でトーラーが与えられたことはユダヤ教の中心的な出来事であり、この 1 回限りの出来事は他の国々にとっても意味を持ちます。トーラー自体はユダヤ人専用の 613 の戒律を説明していますが、マタン・トーラー(訳注:トーラー授与)は全人類を 7 つのノアの法に結び付けています。
ネ’申がシナイで十戒を語ったとき、ネ’申の声は、ノアの子孫である 70 の国々を表す 70 の言語に分かれました。これは、トーラーに具体化された倫理原則が普遍的に適用されることを強調しています。7 つのノアの法は、その変革的な出来事でモーセに与えられ、全人類を対象としていました。
ノアの子らは、ユダヤ教徒と同じようにシャブオットを戒律として祝う義務はありません。実際のところ、そうすることは禁じられています。しかし、ノアの子らにとって、トーラー授与は重要な意味を持っています。ネ’申の普遍的な道徳と正義の基盤としてのノアの七つの法則の確立は、この祝日の重要な部分です。
世界は昨今、多くの革命を経験しており、一部の人々はリラックスできないかもしれませんが、リラックスして平穏を得る唯一の方法は、ノアの七つの法で説明されているトーラーのネ’申の知恵に私たち自身を結びつけることです。今日、ネ’申の摂理への信頼を強めることは非常に重要です。これは、世界が完全な贖い出しに近づくにつれて、いくらかの安らぎを得るのに役立つことは間違いありません。
【※】本和訳は誠実に和訳しましたが、日本語を読むことができ、戒律を守る生活をしている敬虔なユダヤ人から承認を受けた訳ではありません。その点はご了承ください。
【※】英語で言うところのG-dを他の神から区別するために「ネ’申」と訳しました。また、英語で言うRedemptionを「贖い出し」と訳しています。