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日: 2024年8月22日

エケブ:悪と善の絶え間ない闘い

エケブ:悪と善の絶え間ない闘い

Rabbi Bernstein Mosheの記事翻訳シリーズ、今回はパラシャット・エケブについてです。

エケブのトーラー部分(申命記 7:12-11:25)は、ネ’申の戒律を守ることで得られる報酬と、契約への忠実さの重要性を強調しています。この部分で、モーセはネ’申の法に従うことで得られる祝福、つまり繁栄、敵からの保護、公正な社会の確立について私たちにリマインドしています。しかし、ネ’申を忘れて、没落と破滅につながる偶像崇拝などの他の道に従うことに対しても警告しています。ノアの子らへの戒律の一番目である偶像崇拝に対する警告は、特にトーラーの第 5 巻に何度も登場します。

かかとを意味する「エケブ」という言葉で、トーラーは人間が無視しがちな戒律をほのめかしています。言い換えれば、トーラーはここで、私たちにとってそれほど重要ではないと思われる戒律に対しても注意するよう警告しています。すべての戒律はネ’申の無限の意志の一部です。そしてネ’申の目には、ネ’申のすべての戒律は等しく重要です。なぜなら、それらはネ’申の本質的な意志の一部であり、分割できないからです。したがって、私たちの目には、それらはすべて完全に同等であるべきです。そして、私たちはそれらすべてを喜びと献身をもって守らなければなりません。

今日、ノアの子らとユダヤ人は、世界的な混乱と道徳的課題に直面しても断固とした態度を保っています。私たちの世界では、闇の勢力と聖なる勢力の間で進行中の霊的戦いが最高潮に達しています。これは、攻撃的なグループ、暴力、テロ、道徳的腐敗を特徴とする現在の世界的な混乱が、不純さと神聖さの間のより深い霊的闘争を反映していることを示しています。これが、今日起こっている国際紛争の核心です。神聖さと正義の側にいるのは、共にネ’申の意志を守り、より正義に満ちた世界をもたらすために努力しているノアの子らとユダヤ人です。

第三神殿の再建とともに、世界が完全に正され、悪が根絶され、メシア王の指導のもとで調和が保たれるという預言的ビジョンが実現します。この究極の贖い出しは、善と悪の継続的な戦いの解決であり、全創造物に平和と精神的な完全性をもたらします。それが私たちの時代に速やかに実現しますように。

【※】本和訳は誠実に和訳しましたが、日本語を読むことができ、戒律を守る生活をしている敬虔なユダヤ人から承認を受けた訳ではありません。その点はご了承ください。
【※】英語で言うところのG-dを他の神から区別するために「ネ’申」と訳しました。また、英語で言うRedemptionを「贖い出し」と訳しています。